ビューティーアプリとスタディサプリは違います。(旧cakes連載記事)

なかなか慣れませんね・・・新しい生活様式・・・。

検温、マスク、時差通勤、ソーシャルディスタンス、手洗いの徹底・・・。

そんな中、今までと大きく違ってきたことの一つに、「リモートワーク」というものがあります。

うちはサラリーマンでもキャリアウーマンでもないし、あまり関係ないかなと思っていたら、結構「やること」ありました。

前にも書きましたが、私はヨガ教室をクローズしたことにより、動画配信を始めました。(「Twitter始めました」参照)

https://twitter.com/yokonama280

それを編集する時に、めっちゃスマホを集中して見ている時間が増えて、そのせいで「癒し動画」を作っている自分が眼精疲労による頭痛、肩凝りがひどくなってしまうという何とも言えない状況になってしまいました。

文字入れなど「編集」も覚えた

息子は、学校からの連絡が全て配信になり、朝礼動画、授業動画、初登校日の前には「始業式動画を見てから来てね」という連絡がありました。学年が上がり、担任の先生との個人面談もリモートで「テレビ電話」みたいにiPadに向かって息子がボソボソ話していました。母は立ち入り禁止を言い渡されましたが、もちろんドアの向こうで聞き耳を立てていました。

こういうのって学校や家庭の通信環境によって「違い」というか「差」も出てしまいますね。

「リモート授業」って YouTubeみたいに配信型のものと、Zoomなどを使う双方向のものがありますよね。

息子の学校では今のところ、この配信型を利用しているので、子供達はいつでも(早朝でも夜中でも)どんな体勢でも(正座でも寝っ転がっても)見ることが出来ます。

そうなると当然起こる「後回し」現象。

そして「ダラダラ見る」感じ。(うちの子だけ?!)

でもこれ、私、あまり怒れないのです。

実は4月から行こうとしていた「メディカルヨガ」の学校ですが、開校が5月に変更になりました。

5月といえば非常事態宣言も延長されまだまだ安心して通える状況ではなかったので私はその次の7月クラスに変更を申し出ました。

ところがここまで開始が長引くと思っておらず、並行して学ぶオンライン授業の方は4月からの3ヶ月間で申し込んでいたので、自宅学習と実際の学校へ行くタイミングがずれてしまったのです。

この学習もパスワードを入れて動画を見る形式なので、「いつでも」出来ると思って「後回し」にしていたら、もう6月!

オンラインテストを受けられる締め切りは6月末なのに動画はまだ半分くらいしか見終わっていないのです。

そして息子同様、寝っ転がって見ていたりしたら、いつの間にか寝ているという・・・。

全然身に付いてないやーん!

通信で大学に行ったという知り合いもこの方式が多かったらしく「めちゃめちゃ強い意思がないと無理」と言っていました。

大学生や大人でもこうなのですから、中学生、ましてや小学生にこの「一方通行方式」は余程精神力が強くないと無理!と言っても過言ではないかと思います。

かと言って、「双方向」ならいいのか、と、5月から「双方向授業」をしている私立女子校ママに聞いてみると、娘は嫌がっていると言います。

数人がタブレットやらパソコンの画面に映し出され、先生もその1コマの中にいて、基本子供達は「ミュート(消音)」にするように言われているのに、なんか「せんせー!」って喋っちゃう子がいるようで・・・。

あと、「プライバシー問題」で顔出しが嫌な子はウサギとかにしてもいいらしく、

「それだったらママでも良くない?!ちょっと女子高生みたいな格好して。」

と言って、思わず自分がセーラー服を着てしれっとパソコン前に座っている姿を想像し、笑ってしまいました。

この会話の時に、

「娘さん、自分でもネットで勉強したりしてる?」と聞いたら、

「あー、なんかやってるみたいよ。ビューティアプリとかで。」

「え?どういうこと?」

「あ、間違えた!何だっけ・・・スタディサプリだ!」

「えーーーーー!?ビューティアプリとスタディサプリを言い間違えたの?」

「(笑)うん。」

「(笑笑)確かに、発音が似てるー!」

というやりとりがあり、面白過ぎたので、今回の題名に使わせていただきました。

なんでこんなにウケたかというと、その2つが私の中で「遠からず」の存在だからです。

今や写真加工アプリはすっかり市民権を得ていて、若者達は「素」の写真をそのまま使う(SNSにあげたり友達に送ったりすること)はほとんどなく、元々綺麗な芸能人の方々ですら、「わからない程度に」「自然に」「ちょっとアレンジ」して写真を使っているようです。

若者達はなんかの拍子にふと「素」で自分の顔を撮った時には(あれ?私こんな顔だったっけ?)と思うくらい、「加工後」の自分の顔の方を見慣れてしまっているという話を聞いたことがあります。

タンクトップで寝転んで撮った写真もお姫様加工するとこうなります

それは動画の世界でも然りで、私もヤングな知り合いにZoomを教えてもらった時に、背景が変えられることと同時に、「この設定にしておくと可愛くなりますよ。」という秘密のボタン(誰でも出来るのですが)を教わって、それを押した途端に微妙に肌が綺麗になって「うわー何これ!?もしヨガレッスンやるなら絶対にこれ使おう!」と心に決めました。

それを教わって以来、テレビ番組のリモート出演で、女性が(あれ、この人なんかいつもより綺麗に映ってる!)と感じた時は、(さては、アレ、やったな!)と思うようになってしまいました。(違ったら申し訳ないけど)

・・・ということは、「バレる」ってことですよね。

でも私もそのヤングに聞くまでは、そんな秘密のボタンがあるのは知らなかったので、知らない人にはバレないのかも・・・。

「バレてもいいから綺麗に映りたい」か「バレたら恥ずかしいから素で勝負」するかは本人次第ということでしょうか。

と、そんなことを考えていたら事務所から、

「陽子さん、今度、Zoomオーディションがあるかもしれません。」というお話が・・・。

うわ!来た!こんなアラフィフモデルにもその波が・・・この場合やっぱり「素で勝負」かしら、でも他のモデルがみんなあのボタンを押していて、クライアントさんがそれに気が付かないタイプのおじさんだったら「損」だし・・・などと迷っているうちに、あっさりと、

「あ、あの件は写真選考で落ちました。」

という連絡が・・・一瞬でも「ズル」しようか無駄に悩んでいた自分が恥ずかしい・・・。

秘密のボタン(と呼んでるのは私だけ)

そして少し前にやっとTwitterなるものを始めた私、インスタは「お洒落すぎる」という理由でまだ踏み込めていないのですが、次に事務所からもらったメールの仕事内容が「インスタライブ」となっていて、(え、どうしよう、私インスタやってないのに?)と、大変申し訳ない気持ちになりました。やっぱ時代は「インスタ」なのでしょうか。(この発言自体、的外れな気もする。なんか利用目的?が違うらしい・・・知らんけど。)

自分なりに頑張ってはいるのですが、ここ数ヶ月で急激にオンラインの時代が進んだ気がして、なかなかついていけません・・・頑張ります・・・。

ちなみに夫は「リモート」も「SNS」も何一つやっていないけれども、何も困ってないし、慌ててもないです。

息子にも「自分でなんとかしろ」という方針。(困ったら私がなんとかすると思っているだけなのか?!)

それはそれで「生き方」として「あり」な気もする。なんか羨ましいです。

でもそろそろ「スマホ決済」くらいは出来るようにならはった方が良い気もしますが・・・やらへんねやろなぁ。