やっぱり猫が好き・・・コロナ禍の自粛生活のなかで(旧cakes連載記事)

コロナの脅威はなかなか収まってくれません。

自粛生活が長引き、家族3人で家に居るリズムも少しずつ出来てきたように思います。

息子の中学校からも宿題や教科書が送られて来たり、朝礼や授業のネット配信が始まったり、なんとなく学年が上がった感じが出て来ました。

テレビはどうしてもニュースが気になって情報番組ばかり観てしまいますが、こういう時ふと観たお笑い番組や動物の番組で爆笑している自分や家族がいるとなんかほっとした気持ちになります。

うちには今猫がいます。

飼った経緯は「育犬ノイローゼ」の回でも書かせていただきましたが、現在9ヶ月。

まだまだ子供です。

うちに来た頃のサリー。リモコンサイズ❤︎

この猫の存在が今我が家では「最大の癒し効果」を発揮しています。

「居るだけでいい」のです。

この時期「猫レンタル」が流行っているとテレビで観ましたが、やっぱりみんな「癒し」を求めているのですね。

でも1日2000円の猫レンタル、3日お借りすればもうすっかり情が移ってしまい、

「この子を私に下さい!!」

となるに違いないと私は思います。

猫にしても3日や1週間でお店に返されたら、

「あれ? おうちが決まったと思ったのににゃんで? ありえないニャ。」

となるのではないでしょうか・・・。

まぁでもきっと、飼えない事情がある人とお店の考えがあって成り立っているのですから、人の商売にとやかく口を出すのはこのくらいにしておきます。気持ちはわかるし。

我が家の猫は「サリー」と言います。

そしてここが大きなポイントなのですが、私に一番懐いています。

前に飼っていたビーグル犬は夫に一番懐いていました。

犬は「家長」を見極め、その人に従います。

私が毎日どんなに「下の世話」をしても、朝起こされてご飯をあげても、夫が帰って来るとすっと寄り添いにいっていました。

一緒に暮らした18年間のうち、後半は息子が生まれ、短毛犬は毛がよく抜けるので「私と息子・夫と犬」という形で寝室を分けていました。

猫は「一番お世話してくれる人」を見極め、その人に懐くそうです。

うちの場合、それは勿論私です。

よく子供が何か動物を飼いたいと言った時に、「どうせ面倒を見るのは私なんだから!」と、お母さんに言われますよね。

うちも御多分に漏れず、そう言っていたし、実際その通り私が一番お世話をしております。

そうすると必然的にサリーは私の事を一番自分にとって大切な人と認識し、私について歩くようになりました。

洗濯物を干していたらベランダの扉のところで待っているし、キッチンでは台に登ってくるし、トイレでも扉の前にいます。

リビングが1階にあるので大抵はそこに居ますが、私が2階に行くと階段下から「ニャー!」と鳴きます。

夫や息子がリビングに居てもです。

・・・可愛い・・・。

夜寝るときは私の足元で眠り、朝私が動いて起きたかなと思うと顔の横までやってきます。

でも私がもう少し寝たいなと思った時は、その場で一緒に二度寝してくれます。

犬のように「ゴハン!ゴハン!」「遊んで!遊んで!」「散歩!散歩!」と、起こそうとはしないのです!

(犬のそれはそれで可愛かったのですが、自分の年齢が上がってくるとなかなかしんどい日もありました)

・・・なんて可憐・・・。

朝のサリー(すっぴんでも写真が撮れるビューティーアプリに感謝)

トイレも何も躾けてなくても、うちに来た初回からきちんと「猫砂」にしてくれて1度も粗相はありません。

ビーグル犬2匹におしっこシートでトイレをすることを教え込むのに半年くらいかかった育犬ノイローゼ経験者としてはそれはもう感動モノでした。

食事の量も自分で調整し、排泄も毎日きちんと行います。

・・・天才・・・。

そんな中、2日間くらい「大」が出ない時がありました。

1日目から私は大騒ぎで、

「あれ? 今日サリー、う○ちしてへん!」と慌てます。

夫は

「まあそんな日もあるやろ。」

と相手にしてくれません。

「なんで? 今まで毎日ちゃんとしてたのに、おかしいやん!」

「まあまあ。」

2日目になると、

「いやーん!ヤバいー!!今日もしてへん!」

「そうなん?」

「便秘ちゃうか? えー、なんで? いつも通りの食事やのに。」

「ご飯はちゃんと食べてんの?」

「食べてると思うけど・・・いつもより少ない気もしてきた。」

「でも元気やしなあ。」

「うん、でも調べたら猫は3日間う○ちが出なかったら、毛繕いで飲み込んだ毛とか異物の誤飲が原因で便秘の疑いがあって、ほっといたら巨大結腸症になって手術とかになるって書いてあった!」

「うーん。」

と、お腹のマッサージをしてみたり水分を多めに取らせてみたりして、

「明日、もし出なかったら病院に連れて行こう!」

という結論になりました。

3日目の朝、自粛が暇すぎていつもほったらかしの部屋の隅っこの方を片付けていた夫が、

「あったで!」とニヤニヤして教えてくれました。

それだけで私もアレ(サリーのう○ち)とわかります。

「まじで!どこに?!」

「ここ。」

と指差したのが観葉植物の植木鉢。

これが15年くらいうちにあるでっかい(直径50センチの円形)山紅葉が植わっている鉢の土の上に2つの小さな黒い塊が・・・。

しかも丁寧に上から土がかけてありました。

「いやーん♡あったの?!良かったー♡♡♡」

と半泣きくらいの勢いで喜ぶ私。

思えば、少し前に豆腐のおからで作ってある「猫砂」をコルク製のものに変えたのです。

猫を飼っている先輩から、コルク製のものだと下にあるにおしっこシートにそのまま吸収されるため、猫砂が固まらず、シートを変えるだけでいいので掃除が楽チンよと聞いて・・・。

順調におしっこはしていたのですがう○ちはそういえば、砂を変えてからは1回しか片付けてなかった・・・。

サリーは1回してみたけどなんか嫌だったのでしょう。

砂場を探して辿り着いた隅っこの鉢の砂が心地良かったということですね。

・・・なんて繊細・・・。

サリーの入院や手術まで想像していた私は、めっちゃ安心し、長い自粛生活の中で、久しぶりに「晴々とした気分」になりました。

夫や息子も、

「よかったよかった。」

と、何度も言っていたので内心はとても心配していたのです。

自粛生活のなか、我が家に訪れた久しぶりに「平和」を感じる穏やかな空気。

・・・ありがとう、サリー・・・。

私にだけ甘噛みしてきて時には本気で痛いし傷になることもあるけど、いくら言ってもテーブルに乗ってきてコップを舐めたりするけど、呼んでも全然来ないけど、私の配信しているヨガ動画に入ってきたり撮影中にガチャン!と何かを落として音を立てたりするけど、可愛いから許す!

ヨガ動画を邪魔するサリー(ヨガ動画にご興味がありましたらこちらまで↓)https://lin.ee/WVZgXfs9 

夫は自分にはいまいち懐かず、一緒に寝てもらえないのが寂しいのか、サリーに

「サリー、妹か弟が欲しいの?」

と聞いたりして、2匹目を飼うことをアピールし始めましたが、きっと結局一番お世話するのは私なので、2匹とも私のとこで寝る可能性もあり、そうなると今度は「犬を飼おう」と言い出しかねないので、今は静観してやり過ごしています。

余談ですが、息子は去年の夏休み、猫を飼いたいという気持ちを表したのか、LINEクリエイターズというサイトで生やんの「ネコ太郎」というラインスタンプを作りました。50コイン(120円)で販売しておりますが、売れ行きが芳しくない(3月は0人、4月は3人購入)ようなので本当に親バカで申し訳ないと思いながらもここで宣伝させていただきます。

ちなみに1人買ってもらうと息子に30円入ります。

私がリクエストした「こちらこそ」「どういたしまして」というスタンプはなかなか使えますよ。

ご興味を持たれた方、どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m