「結婚指輪をなくした」と夫に言ったら「俺も」と言われた(旧cakes連載記事)

私たち夫婦が忘れ物をよくする話

は一度書きましたが、題名にあるように実は結婚指輪もなくしています。

しかも二人とも・・・。

前に書いたときは、結婚指輪をなくした事を忘れていました。

先日ママ友と話していたら、

「今年結婚25年だから何を買ってもらおうかなぁ。」

と先輩ママが仰っていて、

「そうなんですか。すごいですねー。いいなぁ・・・ん?うちも来年やん!」

と、なりました。

危ない危ない!銀婚式を忘れるところでした!

そういえば結婚10年目もだいぶ後から、

「あれ?過ぎてるやん!」

ってなった気がします。

結婚記念日も毎年忘れがちで、

「あれ?過ぎてる?!ハワイで式挙げたから、ハワイ時間なのか日本時間なのか、わからんくなるわ!」

「そうやんなぁ。しかも式挙げた日なんか婚姻届けを出した日なんかわからんし。」

「それは自由に決めるんちゃう?」

「そういうもんかな。」

「そうちゃう?知らんけど。」(出たー!伝家の宝刀、知らんけど)

「何回すんねん!この会話。」

「まぁいいか。」

と、毎年曖昧なまま終わってしまっています。

24歳、ハワイの教会にて。仕事の写真ではありません。

そんな私たちですが、結婚5年目くらいでしょうか・・・。

仕事柄、夫婦共に職場では指輪を外すことが当たり前で、その都度、私は化粧ポーチに入れたり、アクセサリーケースに入れたり、そういうものを持ってくるのを忘れた時はメイクルームのテーブルの上にティッシュを1枚広げてその上に置いたりしていました。

でもそれすらめんどくさい時は着て来た上着のポケットに入れたり、ひどい時はジーンズのポケットに入れたりして・・・

そんなことを繰り返しているうちに、

「あれ?そういえば結婚指輪、最近見てないなぁ・・・私。」

という日が来て、それでも(そのうち出てくるやろ)と、のんびりしてたら、ひと月くらい全くお目にかかれなくなったので、さすがにバックの底とかしばらく着なかった上着の内ポケットとかを探し始めて更に1週間くらい経って、いよいよ、

「うわ!マジでない!」

となって、

「こーれーはーまずい!怒られるな・・・。」

と、ビクビクしながら夫に

「実は・・・結婚指輪をなくしてしまいました。ごめんなさい。」

と告白したら、

「え?!そうなん?そういえば・・・俺もないわ。」

とあっさり返されてしまいました。

「えーーーーー!?そうなん?いつから?どこで?」

と、責める権利が一切ないのにびっくりし過ぎて質問攻めにする私。

「知らん。まあしょっちゅう外すしなぁ、しゃあないか。」

と悪びれもせず言われ、

「・・・そ、そうやね、まぁいいか。」

と、この会話もあっさり終わってしまいました。

その後、夫のは私が家の中で発見したのですが、自分のは見つからないままで・・・でも結婚してるのに結婚指輪をしてないのがモテたいの?みたいに思われたら嫌やしと、自分好みのそれっぽい指輪を自分で買って、それ以来つけています。

ちなみに夫のは家にしまったままです。

なぜ急にこんなことを思い出したかというと、夫がつい先日、

「小銭入れ」をどこかで落として来る

という出来事があったからです。

「うわ!銀行かな・・・それやったら週明けまで確認できひんなあ。」

「何が入ってたん?」

「小銭とタリーズのカード。」

「それ自体はええやつなん?」

「うーん、ポールスミス。」

「え?私があげたかな。」

「覚えてない。」

「私も覚えてない。」

「何色?」

「紫みたいな・・・。」

「紫は私は買わへんと思うから、わからんわ。」

「それはええねんけど、タリーズのカードが入ってたからなぁ。」

「めっちゃ入金してあんの?」

「いやー、そうでもないと思うけど。」

「ほんじゃあまぁええやん。クレジットカードとかとちゃうし。」

「うーん、でもタリーズのカードがなぁ・・・。」

どんだけタリーズ好きやねん!

普通ポールスミスの方を気にするやろ!と思いつつ、

「とりあえず月曜になったら銀行に電話して聞いといてあげるわ。カードの柄とか詳しく教えて・・・。」

という会話をしていたのですが、夫は我慢出来なかったらしく、いつの間にかいないと思ったら、交番へ行っていたみたいで、私が家事をしていると夫からラインがあり、

「小銭入れ、届いてた!今交番。」

と書いてありました。

「それはよかったですね。」

と冷静に返信をしつつ、こういう面倒なことは大体私が担当なのに、自分で行動に出るとは、よっぽどタリーズのカードを取り戻したかったのね〜、と、思いました。

しばらくして小銭入れを片手に興奮気味に帰って来た夫。

思わず私も

「タリーズのカード入ってた?」

と小銭の有無よりもカードのことを聞いてしまったら、

「うん!銀行に落としていたのを届けてくれた人がいたみたい!」

と嬉しそう返事がありました。

ちなみにその小銭入れの色はエンジと茶色の2トーンカラーで、紫ではなかったですが、タリーズのカードの柄は夫が説明していた花火の絵でしっかり一致していました。

・・・大事なものが見つかってよかったですね・・・。

人のことばっかり言ってますが、自分も最近結構やらかしています。

細かいのをあげればキリがない(!?)のですが、一番ドキドキしたのが時計のバンドのパーツをなくしたことです。

もう10年くらいずっとしているCHANELのお気に入りの時計があるのですが、バンドが白いセラミックとステンレスで繋がっているタイプで、手首が太ったのか(!?)暑いからか、もう少し緩めに着けたいと思い、パーツを足して、バンドの長さを出そうと時計屋さんに持って行き直してもらったのです。

この時計です。袋に入っているのがパーツ。アントン、おもちゃじゃないから〜!

が、その日の夜、持って行ったバックの中を整理してもあるはずの残りのパーツが見当たりません!

「え?嘘でしょ?!」

と声に出しながら探しましたが影も形もなく・・・その日はその肩がけバッグの中からお財布やら携帯やら携帯扇風機やらマスクやらタオルハンカチやら、色々出し入れしていたので、どこかのタイミングでポロッと落としてしまったのかもしれないと、まずは時計屋さん、その後立ち寄った薬屋さん、駅などに電話をかけて確認しましたが、ないとのこと。

時計屋さんでそのパーツを返してもらう時、

「またこれ、大事に保管しておいてくださいね。買うと高いですから。」

と言われたのを思い出し、ショックを受けていました。

でももう探せるところもないし、電話できるところもないし、と諦めてちょっと落ち込みつつ「手首はこれ以上絶対に太らない」と心に誓いました。

ところがその2日後くらいに、出て来たのです!

なんとドラム式洗濯機の蓋を受けるゴムの隙間から!!

ピンクの矢印の辺り。(イメージ写真)

小さいジップロックに入れていたのですが、それがそのままその隙間に入り込んでいたのです!

「うわー!!あったーーー!」

と一人で思わず叫んでしまいました。

多分大事だからとタオルハンカチに包んで、それを忘れてそのままそのハンカチを洗濯していたのです。

幸いジップロックの蓋がきちんと締まっていたのでパーツが落ちて流れることもなくお洗濯しているうちに奇跡的に蓋の隙間に入り込んだのです!!!

よかった・・・。

これで将来手首が太ってもパーツを足して使える・・・いやいや、そういうことじゃなくて。

洗濯機と言えば、これもわりと最近ですが、息子の制服のワイシャツポケットに入っていた生徒手帳に気付かず、写真付き学生証ごと洗濯してしまい、ヨレヨレにしてしまいました。

ワイシャツは襟の部分を軽く手洗いしてから洗濯機に入れるようにしているので、犯人は確実に私です。

勿論息子には平謝りしましたが、彼は怒るというよりも呆れたのか、なんか無表情でした。

無言の息子「・・・。」

こんな風に書き始めたらいくらでも出て来てしまうので、今日はこのくらいにしておきます。

お付き合いいただき、ありがとうございました。