SNSが苦手だった私が、自粛期間中にヨガ動画を生徒さんに定期配信したところ、猫が絡んできておもしろ動画になってしまい、
「これはもっと広く見てもらったら良いのではないですか?」
というお世辞を間に受けて、とうとうその「猫とヨガ」動画を流すために
SNSを始めました。
猫とヨガ動画
最初はTwitterのみでしたが、たいして影響力がないことがわかりほっとして(広めたいんだかなんだか)、更に毎回ちょっと凝った写真や動画を上げていたら今度は、
「これならインスタの方が合っているのではないですか?」
と言われ、また間に受けてとうとう
Instagramまで始めてしまいました。
Twitter @yokonama280
Instagram @yokonama280
写真は仕事柄もあってか好きなので、撮った写真をトリミングしたり、合う加工を施したりするのは全然苦ではなく、むしろ楽しみながら出来るのですが、これをSNSに「あげる」作業が関西人特有のイラチ体質(すぐに結果を求める)の私には向いていなかったようで、何度もミスを繰り返しました。
まずTwitterですが、これは政治家さんなどそのツイート(つぶやき)による社会的影響力が大きい方々も利用されているため、「いったん発した(上げた)ツイートは修正できない仕組み」になっているのです。
だから一度上げてしまったけど、なんか文章おかしいからちょっと一部分直したいという場合は
「削除する」しかないのです。
(きゃりいぱみゅぱみゅさんもそうされていましたね)
でも例えばそれが動画に付けた文章で、再生回数がある程度伸びた後だと、削除したらそれが「0」になってしまうので、なんかもったいなく感じてしまうのです。
なぜなら自分に置き換えた場合、どうせ見るなら、5回しか再生されていない動画よりも100回再生されている動画の方を見たくなりませんか?
そしてまさに私はこのミスを犯してしまいました。
Twitterは、ツイートするごとに更新され、新しいものがどんどん上に上がってくるため、少し前のものは(おすすめや広告みたいなのが間に入ってくることもあって)どんどん下の方に下がっていってしまうという仕組みなのですが、一番上に一つだけ「固定ツイート」を載せることが出来ます。
つまり、それはずっと一番上に表示されるため、「見られやすい」ので、逆に言えば「これは是非皆さんに見て欲しい」というものをもってきてる人が多いです。
タレントさんだったら「YouTube開設しました!」とか「この番組にレギュラー出演しています!」とか・・・。
私の場合そういうお知らせはないので、猫のサリーと行なったヨガ動画の中で特にサリーが「いい仕事した動画」を、自己紹介と共に上げることにしました。
その際不安だったのでTwitter歴10年のヤングな友人に、「どういった感じで?」と相談したところ、
「ハッシュタグをたくさん付けた方がいいですよ。」
と言われました。
「何それ?よく見るシャープのこと?」
「そうです。それを付けると検索されやすくなるのでいっぱい付けてる人が多いです。」
「ふーん。・・・でもなんかそれいやらしくない?」
「何を言ってるんですか!全然ですよ。当たり前にみんな付けてますよ。」
「えー、シャープを?」
「確かにシャープマークですけど、ハッシュタグです!」
「じゃあ例えば私やったらどんな感じで?」
「#堀本陽子とかです。」
「えーーーーー!?ないない、恥ずかしいわ、自分の名前の前に#付けるとかありえへんし。」
「だって見つけられやすくなりますよ。」
「いやー、それはどうかな、私を名前で検索する人なんておらへんと思うよ。」
「うーん、でも〜。じゃあせめてツイートの自己紹介文に入れたらどうですか?」
「そうなん?まぁそれやったらわからんでもないけど。」
「絶対入れといた方がいいですよ。」
「そぅお?そしたら足しとくわ。」
と、それまでに下書きしていた文章の最初に
「はじめまして。堀本陽子です。」
と入れて、
はじめてのツイートを送信しました。
「出来た!」と安心して、家事などを済ませ、しばらく経ってから画面を確認すると、そもそも私のアカウントのページなのでアイコン写真の横にしっかり太字で堀本陽子と書いてあり、その下に更に文章で、「堀本陽子です。」って・・・どんだけ好きやねん!自分の名前!ってなりましたが、もう何人かその動画を見てくださっている形跡があるため、もったいなくて削除出来ず・・・。
Twitter固定メッセージ
その辺りをよく確認してからツイートボタンを押せばよかったのに、イラチな私はハッシュタグ云々のやり取りをしているうちに
「なんやねん!ハッシュタグて!
シャープやん!」
という感じでめんどくさくなって来て、
「わかったわかった、ほんならコレで!」
と、エイ!と送信してしまったのです。
そして出来たら満足するタイプの私は(買ったら満足するタイプでもある)その後ろくに確認もしないで放置してしまったのです。
現在再生回数はありがたいことに今は500回以上になり、もはや取り返しがつきません。
「イラチによるミス」はInstagramでも頻繁に起こります。
Instagramでは1分までの動画は割と気軽に送れるのですがそれ以上になると長尺動画という扱いになり、送信までに少し時間がかかります。
この時間が「待てない」私は、あれ?まだ上がってないやん!と再度送信ボタンを押しても反映が確認出来ずもう一度送信して・・・また色んな用事を済ませてから確認してみたら、なんと同じ動画が3回も上がっているではありませんか。
そして「消し方」もわからず慌てて友人に連絡してやり方を聞くという・・・向いてないやん。
そんなことを思っていたときに、息子の幼稚園時代のママ友から
「お誕生日おめでとう!」
と久しぶりに連絡がありました。
幼稚園時代から自宅でパン教室をやっていた彼女、聞けば今はInstagramの先生もやっていて、なんとフォロワーが2万人以上いるそうで・・・渡りに船とはこのことかと、Instagramを始めてみたのはいいけど、やり方が全然わかっていなくてミスってばかりいる状況を説明すると「じゃあ今度ランチがてら、教えるよー。」と言ってくれました。
インスタの先生が作ってれたものに私がお礼だけ付け足したもの(許可を得て載せています)
数日後、そのあゆみちゃん(8つ年下)に会うと、なんだか落ち込んでいる様子。
「あゆみちゃん、インスタ最近アップしてないみたいだけどどうしたの?」
と聞くと、
「実は・・・乗っ取られて・・・。」
「・・・えーーーーー!そんなことあるの?LINEでは聞いたことあるけど、インスタごと乗っ取られるとか、あり得なくない?」
「あるのよー。たまにあるとは聞いてたけどまさか自分がそうなるとは・・・。」
「うわー、なんでなんで?先生なのに?(不躾な私)」
「そうなのよー。」
「なんか心当たりはあるの?“スマホを落としただけなのに”的な(テレビの見過ぎ)。」
「それが・・・あるのよー。」
「あるんかーい!」
説明すると、彼女のインスタアカウントに「チェックマーク(影響力の大きい有名人や店舗などの横についているやつ)を付ける人に選ばれました」と、Instagram社っぽい人からメール連絡があり、信じた彼女はログインパスワードやら免許証のコピーやらを送信してしまったそうで・・・。
有名人や政治家にもコレが付いてる
確かに、私に(フォロワー100人未満)今この連絡が来たらまず疑うけど、フォロワーが2万2千人もいる彼女であれば、
「有り得る」と思ってしまうかも。
しかあゆみちゃんは一般の方なのでチェックマークがついている芸能人がいるような事務所に所属しているわけでもなく、相談するマネージャーもいない彼女は単純に「フォロワーが増えるとこんな連絡が来るんだ。認められて嬉しい。免許証の提示まで必要なんて、ちゃんとしているなあ。」と思ったそうです。
オレオレ詐欺に騙される純粋なおばあちゃんじゃないんだから・・・。(口の悪い私、ごめんなさい)
でもさすが、バイタリティの塊のような彼女、いったんそちらは諦めて、新たなるアカウントを開設し、3日間くらいでもうフォロワーが1000人以上いました。
すごいな・・・。
どうやってフォロワーを増やしたか聞くと、今回の場合はまずインスタ以外で連絡が取れる人には直接連絡し新たなアカウントを伝える、インスタ内では、お料理や子育てなど、自分に興味を持ってくれそうで更にフォロワーの多い方をフォローして「いいね」をしたり、メッセージを送ったりしてフォローバックをお願いする、投稿には必ず自分のアカウントを「フォローしてくださいね」というメッセージと共に載せる、などなど・・・聞けば聞くほど地道な作業・・・まるで選挙の草の根運動みたいなことをやり続けているらしいのです。
そして今回彼女はフォロワーを取り戻そうと、たくさん「いいね」をつけていったら今度は本物のInstagram社からスパムメール扱いされて(不特定多数に向けて一方的に送付される広告メールと思われた)、ストップがかけられてしまったそうです。(アクションブロックというらしい)
え、なんか思ってたのと違う・・・もっとオシャレでスマートなブワッとフォロワーが増える魔法を教えてもらえるのかと思っていた私・・・やっぱ無理かも・・・。
そもそもハッシュタグをいっぱい付けることにすら抵抗を感じてしまうような私が、例えば個人的には全く知らないヨガインストラクターさんをフォローして(そこまではなんとか出来ても)更にメッセージを送るなんて・・・そもそも「知らない人」にメッセージを送ること自体、めっちゃ勇気いるやん!
やっぱり私は「昭和な女」なのでしょうか。
まあ、ボチボチやりますわ・・・。
(今回の記事はあゆみちゃんの許可を得て書いています。惜しみなくネタ提供してくれたおおらかな彼女に感謝!)