人間ドッグに行ってきました(旧cakes連載記事)

私ももう47歳。友人達との話題もまさかの「いつの間にか健康がテーマ」になりがちです。

私は完全に自由業。主人も同じく、のため「そろそろ健康診断の時期ですね」という優しいお知らせは誰からも来ません。

その為、日常生活に不具合が無いので後回し、、、にしがちに長年過ごしてきましたが、さすがにこの年齢になって来ると、自分でも「さすがに、、、ね。」という気持ちになってきました。特に婦人科系、、、気になります。

ネットで見付けた近くの婦人科ありの病院に、ひと月前から予約を入れました。

去年も行ったので、今年は慣れてるし余裕かな、、、なんて思っていたら、やはり前日、来ました!なんだかわからない不安感と焦燥感、、、。逞しくなる負の想像力、、、。

そして、夜9時以降、飲食禁止と言われると、なぜかいつも以上に湧いてくる食欲、、、。

朝、飲む事を許された一杯のお水の美味しさ、有り難さ。

病院に到着し、しばらくして名前を呼ばれた途端、入る、暗い人スイッチ。看護婦さんが明るければ明るい程、暗い人になってゆく自分がいます。蚊の鳴くような声で、「はい。」しか言えなくなっていきます。

だってこの後私はおっぱいを縦横に挟まれたり、口からカメラを入れられて、胃を覗き見られたりするのですから、、、。

冗談を言って笑わせようとして下さっている明るい看護婦さんの声もどこか空々しく感じられて、変な薄ら笑いのような表情になるのが精一杯でした。

ほんますんません。

無事に全ての行程を終え、胃カメラ用の麻酔がまだ少し全身に残っているような感覚のなか、(全然喉だけの部分麻酔なんですが)とりあえずの所見を聞きに診察室へ。

頭がボーッとするなか、「特に問題はないですが、体型の割に脂肪肝ですね。お酒はよく飲む?」「いいえ、ほとんど飲みません。」「じゃあ、フルーツや甘いものが好きなのかな?」「はい、それは、、、すみません。」暗いキャラのままの私。

更に追い討ちをかけるように先生から、「年齢的に、腸もそろそろ1回診たほうがいいね。」と言われました。「え?それはカメラを入れてということでしょうか?」「そうそう。」、、、(先生、軽くおっしゃいますが、私まだ、お尻の穴を人様に見せる決心はつきません。)と、心のなかで暗くつぶやきました。

そして必要以上にふらつきながらゆっくり歩いて帰る途中のコンビニで、甘—いタピオカミルクティーと、ミルククリーム入りフランスパンを購入して帰りました。

ほんますんません。