皆さん、「砂糖依存症」という言葉を知っていますか?「糖質依存」の方がわかりやすいかも知れません。
いわゆる「甘いもの中毒」のことです。
砂糖は「マイルドドラッグ」とも呼ばれ、薬物やアルコール並の中毒性・依存性があるそうです。
最初は食後のデザートくらいで満足できていたのに、これが依存症になると、四六時中甘いものを口にしていないと落ち着かない体になり、砂糖の摂取をやめた時には禁断症状を引き起こすようになるそうで。
毎日食べるほどにもっと食べたくなり、その積み重ねで更に食べたい欲求を加速させていき、発症するという・・・。
(新宿ストレスクリニックのコラムより)
怖いですねー。私はこのコラムを読んだ時、他人事ではないと感じました。
18歳でモデル業を始めたため、「甘いもの」の誘惑には割と打ち勝ってきた方だと思いますが、そのうち結婚し、子供が生まれ、その子が今中学生になり自分の時間が増え・・・という過程の中で徐々に「甘いもの」を食べる回数が、量が、増えてきてしまったように思います。
まず家の中で、ちょっと「隙」があるとなんか食べてる自分がいます。
チョコやら飴やら、夫が公演の差し入れにいただいた素敵なお菓子達やら、コストコで大量買いしてしまったスナックやら・・・うちの家には誘惑がいっぱいあり、それらをついつい摘んでしまいます。
下手したら食事前に・・・。
20代で里帰りした際、実家で母がお夕飯を作る前に甘いパンを食べているのを見て、
「えーーーーー!今からご飯やのに、なんでパン食べてんの?!信じられへん。」
と言っていた私ですが、47歳になった今、同じことをしてしまっています。
そして(気持ちわかる〜!)となっています。
私も母も残念ながら「お料理好き」ではなく「料理をする」ことは「作業」であり無償の「労働」なので、(これからひと仕事するのに、こんな空きっ腹ではやってられへん!気合入れな!)という気持ちで「甘いもの」を口にしてしまうのです。そうすることで気持ちが落ち着いて、黙々と作業に入れるという・・・。
里帰りしていた時は「料理が出来上がるのを待つ」だけだったので、「食事前に何も食べないのは当たり前」でしたが、
いざ自分が母となり、「作る側」になると、「気合い=甘いもの」が必要だとわかりました。
そんな姿を夫に見られると、100%「信じられへん。」と言われるので、見つからないようにこっそり食べます。
完全に「悪いことしてる」自覚はあるのに「やめられへん」のです。
食後のデザートも私にとっては「片付けをする前に気合を入れる」ために食べているのかも知れません。
外出する時、関西のおばちゃんは「あめちゃん」を持っているとよく言いますが、私もそうです。
最近は飴だけでは物足りず、ガムとチョコも「お菓子袋」に入れて持っています。
これを忘れた日は、落ち着かず、コンビニで何かしら買ったりしてしまいます。
(最近は「水」も持ち歩いています。どんどん荷物が増えるおばちゃん世代。)
内容も「おばちゃん」やわ〜
バリバリモデル時代(雑誌や広告で忙しくさせていただいていた頃)からは想像できない事態になっていて、当然お腹周りなどにその成果(?!)は顕著に現れてきていて、ヨガのポーズにも(あれ?ねじりにくい、曲がりにくい)と影響が現れてきて、(マジでやばい。とうとう引退か)と、30年近く続けたモデル人生を顧みる今日この頃です。
それでも「我慢」するより「動いた」方がいいと、せっせとマグマヨガに出掛けては「今日もたくさん汗をかいたな」と、帰りにスタバでフラペチーノなど飲んでしまい、「プラスマイナスマイナス」になっている私です。
今は仕事前2週間くらいで何とか「調整」をしておりますが、これが「不可能なレベル」になった時はいよいよだと、覚悟しております。(どちらにしろ、「自分次第」なのですが、年々自分に甘くなってきていることを反省しつつ・・・。)
後輩が用意してくれた、ワンホールの誕生日ケーキをを2人で平らげました。ヤバい〜!
「買い物依存」もあります。
特に関西気質なのか貧乏性なのか、「セール」や「お得」に弱く、「高いものが安く買える」となると、「買わな損」みたいな気持ちになり、ついつい手を出してしまい、しばらく時間が経過して、「あれ、これって本当に必要だったのだろうか」「安くても買うより買わない方が出費がないからやっぱり買った方が損やったんちゃうか」などと後悔する事もしばしば・・・。
でもその時はもう、「欲しい!」となってしまっている気持ちを抑えられず、「買わずに後悔するより、買って後悔した方がいい」というよくわからない理論を展開させています。「迷ったらやめる」という友人がいましたが、私は「迷ったらとりあえず買う」派です。(何を偉そうに語っているのだろうか)
なぜなら買わなかった時はずっと「買えばよかったのではないか」とそのモノの事で頭がいっぱいになり、無性に手に入れたくなるからです。
手元にモノがあって後悔するよりも、無くて後悔する方が取り返しのつかないことをしてしまったように思い、後悔する時間が長くなるので。
怖い。自分の「物欲」が怖い。そして無事に買えたらほっとしたり、すっきりしたりします。
ネット調べですが、「質の良いものを安く購入することに喜びを感じる」「買い物のことを考えている事が多い」など、まさに「買い物依存症」に当てはまります。(暇なんかなあ、私。)
「クレジットカードを複数持っている」という特徴も当てはまります。
これは最近のキャッシュレス化の波に乗っていったらいつの間にか(怖っ!)増えていました。
お恥ずかしいですが「還元」や「ポイント」に惹かれて増えていったのです。
これがだんだんエスカレートして、自分の限度額を超えて借金するようになったりしたら、もう完全に「依存症」として、心療内科の扉を叩くことになるんだと思いますが、まだそこまではいっておりません。洒落になる範囲です。(と、自分では思っている)
自覚して、反省したいと思います。
この他にも昔はめっちゃ読書をしていて「活字依存」ではないかと思うくらい、手元に本がないと落ち着かなかったのに、スマホを手にしてからは、寝る前もスマホを眺めています。その間に眠くなるから寝る前の読書時間が格段に減少してしまい読書量が減少しています。
「スマホ依存」・・・現代病ですね。うちはぶっちゃけ家族全員そうだと思います。親がそうだから、子供にも強く言えない。
例えば、レストランで、注文後食事が来るまでの間、リビングでテレビをみんなで観ていてコマーシャルになった時、なんかちょっと「暇」と感じたらそれぞれスマホを取り出します。メールもきてないのに・・・。
「あかん!」とは感じています。多分全員。でもやめられない。「依存症」です。
息子には「目が悪くなるから」と注意しますが、学校の視力検査の結果はずっと「A」(1.2〜1.5)なので、説得力がありません。
私がずっと両眼2.0だったので(老眼は早かった)。遺伝子って凄いですね・・・。
しかし次世代を担う若者達にとって、スマホやパソコンは切っても切れないツールなので「全面禁止」もなかなか悩ましい母であります。
「家族依存」というのもあるそうです。
親と子がとても仲がよく、お互いが自分に依存することで自分の存在価値を認められるような気がするのでそれでまた相手に依存してしまうというような・・・いわゆる「2個1(ニコイチ)」親子や、仕事以外趣味がなく、休日も家族がいないとどう過ごして良いかわからないというような人のことでしょうか。
これは・・・私は全くないのです。
実家からは18歳で出てモデル業で自活していましたし、自分が母親になり息子が小さい頃は「この子は私がいないと生きていけない」と感じていたのですが、それは動物の本能、親としての責任感であり、「早く大きくなって自立しないかなあ」と思っていました。よく「このまま赤ちゃんでいて欲しい」とか幼子が可愛すぎて「成長しないで欲しい」と言う人がいますが、私はやっと一段一段階段を上がって大人に近付いてきているのに、あの「一人では何もできない」頃に戻って欲しいとは、全く思いません(めっちゃ大変やったもん、育てるの)。冷たいでしょうか。
夫は自分の趣味がたくさんあり、休みの日には釣りやゴルフにいそいそと出掛けていきます。
息子も休みの日に母親に映画や買い物に連れて行かれるよりも、友達と出掛けるか、家で友達とチャットゲームをしたり録画しておいたお笑い番組を見たりする方が好きです。
家族は仲がいい方だとは思いますが、「それぞれに生きてる」感があります。
この「依存症」だけは楽々免れた私でした。・・・どうなんだろうか。