いよいよ長かった自粛トンネルも出口の光が見えて来ました。(5月末に書いています。)
夫の仕事であるエンターテイメント(正しくはエンターテインメント?)はなかなかですが、(特に劇場)息子の学校はそろそろ6月開始に向けて動き始めているようです。
私の意見を言わせてもらうと(一人の中2男子の母親として)この3ヶ月ですっかりニートぶりが板についてしまった息子が無事に学校生活に戻れるのか、(私も早起きしてお弁当を作れるのか、いや、それは頑張るけど)かなり心配で、
「もう9月開始でよくなーい?」
などとニュースを見ながら無責任に言っていると、横で息子が大きく頷いていたりします。
そんな息子に、
「でもそうなると、あなた、中学生を3年半やらなきゃいけなくなるのよ。」
と言うと、
「え?!」
と、やっぱり全然わかってない様子。
勉強時間(期間)を短くしたいだけなんですね、基本・・・どこで育て方間違ったかしら・・・。
まあそれは置いといて(置いとくんかーい!)この自粛生活のなかで面白かった家族の出来事については前々回にも書きましたが、
今回は自分にとって良かったことについて書いてみたいと思います。
まずは鬼軍曹の夫がずっと家にいることにより、やむなく、ウォーキングを始めました。(「我が家が緊急事態」より)
それで近所に綺麗なお花が咲いていることに気が付いたりした事は前にも書きましたが、それ以外にも、じわじわ
「あれ?めっちゃ楽やん。」と思ってきたことがあります。
それはジャージとすっぴんで色んなところへ行けるようになったことです。
母の手作りマスク
今まで、ご近所とはいえ、いつどこで誰に会うわからないので「私服」と「メイク」にはある程度は気を遣ってからでないと、家の外には出にくかったのですが、今や「見るからにジャージ(スポーツウェア)」の人が、ランニングやらウォーキングやらであちらこちらに居て、むしろ「町に(地元に)馴染む」のです。
メイクはきちんとしたとしても、キャップやマスク、眼鏡につくだけなので、眉を整えて気持ちマスカラくらいしたら仕上がります。
髪も、私はクセが強いので、毎日巻いていましたが、これもまとめてしまって帽子を被れば意味がなくなるので、ヘアアイロンを使わなくなりました。
めっちゃ後ろに息子(母と並んで歩くのが恥ずかしいお年頃)
このまま、ウォーキングついでに、コンビニやスーパーに入っても何の不自然もありません。
自粛生活が始まった頃は、(ジャージでコンビニて、ヤンキーやないねんから!)と思うくらい、抵抗があったのですが、もやは
「それが自然」な世の中になってしまっているので、むしろみるからに「オシャレ」をしている人の方が、(あら、どちらへ行かれるのですか?)と、好機の目で見られているようにすら思えます。(自粛警察ではありませんが。)
他には・・・先日、用事があって、少し電車に乗って「街」に出た帰り、息子にお昼ご飯は何がいいかと(何か買って帰ろうか?)と、LINEをしたら、「ケンタッキー」と言われました。
(えー、電車で臭いがするから、迷惑では?)と、一瞬躊躇いましたが、(待てよ・・・みんなマスクしてるし・・・いけるか)
と、チャレンジしてみることに。
ほぼ3ヶ月、一番真面目にステイホームしている息子に何かと甘くなってしまう母。
するとやっぱり!息子の好きな「骨なしケンタッキー」をエコバッグの下のほうに入れて上から何やかや乗っけたら、一番近い私でもマスク越しにはほぼ臭いません。
(いけたなぁ・・・。次は「銀だこ」でもトライしてみようかな。)と、調子に乗る私でした。
まぁ、こんなしょうもない小さな発見は置いといて(また?読んでもらっといて?!)、コロナ禍のなかで何かと話題の「リモート」やら「オンライン」やら・・・あるニュース番組では、
「これを機会に皆さん、スキルアップして下さい!」
と、IT時代の寵児のような若いコメンテーターさんが言っていましたが、そこで私は「確かに・・・。」と頷かざるを得ませんでした。
私の場合、「ピンチをチャンスに」というよりは、「なんとなく後から振り返ったらそうなっていた。」場合が多いのですが・・・。
(「転んでもただでは起きない」参照)
◎息子の学校問題で(「日本ってこんな感じ」参照)Microsoft社とApple社の軋轢の壁に打ち当たり、そして乗り越えた。<1UP⬆︎>
◎家族全員(三人ですが)がWi-Fiを使う時間が増えたため、通信速度が遅くなったので、ブースター(拡張機)を2台設置し、何処にいてもストレスなくネットに繋がるように、(詳しい人に何回もLINEで確認しながら)通信環境を整えた。<1UP⬆︎>
◎自分のヨガ教室が開催不可能になり、こんななか、何か生徒さんに向けて自分が出来ることはないかと考えて、ヨガ動画を空いている地下スタジオにスマホ一つ置いて撮影し(マイクやライトはない)、生徒さんに入っていただいている公式LINEに配信を始めた。<1UP⬆︎>
(ヨガ動画の配信はYouTubeなどで沢山あるのですが、私の教室は自分がヨガセラピストだということもあり、基本的に「深い呼吸の練習と、ポーズは自分がリラックス出来るところまでで」というスタンスなので、なかなか動画配信ではそこまで緩めのものが見付けにくいらしく・・・生徒さん数人からリクエストを頂いたからです。
皆様のお邪魔にならない程度の長さで週2回配信し、繋げて見たらワンレッスンになるという仕組みにしました。
見ていただくのも申し訳ないくらいのクオリティなので、勿論無料です。)
◎そのうち猫のサリーがポーズ中に入って来たりして、ヨガをやらなくても、見たら楽しいものにしようと思った。
そしてこのエッセイの中でもそのことに触れている回には(もしかしたらどんなものか見たいと思ってくださる方がいるかも知れない)と公式アカウントをもう一つ作成し(@693wtaul)、遅れて配信を始めた。<1UP⬆︎>
SNSを全くやっていないので、(「SNSが怖い」参照)「知らない人と繋がる」感じが想像出来ず、不安もありましたが、メッセージをくださった方々は皆さんとても優しいいい人たちで、(何を恐れていたのだろう)とすら思いました。
これは「成長」というより、「心境の変化」なのかも知れません。
余談ですが、ある番組でダウンタウンの松本人志さんが「松本さん、昔出版した本の中で「お笑い芸人は金髪にしたらヨゴレ!」みたいな事を書いてたのに今めっちゃ金髪ですやん!」的な事を若手に突っ込まれていた件(くだり)がありましたが、私は自分が「前と違うこと言ってるかな」と不安になった時、「まっちゃんでもそういう事あるし」と、自分を正当化する時に勝手にこのエピソードに励まされています。
話を戻します。
◎最初は自分のヨガクラスに来てくださっている生徒さん向けだったので、言わば「知り合いのみ」だし、「いつも同じような事を言っているので」「見たら思い出してくれるかな」くらいの気持ちで作成していましたが、全く初めて見る方々にとっては、「声も聞き取りづらいし、説明もよくわからない」内容だったことに気付いて、ご指摘いただいた方に教えてもらった編集ソフト(アプリ)を入手(インストール)し、音を4倍にし、説明と猫の気持ち(想像)も文字化して入れてみた。<1UP⬆︎>
✖️次に「これをYouTubeに流してみては?」という助言も頂きましたが、そこは全くSNS慣れしていない私・・・かなりの抵抗を感じ、「自分がユーチューバーになるのですか?!」(誰もユーチューバーになれとは言っていない)と考えただけで胃が痛くなってきた。<3DOWN⬇︎>
そもそも、コロナ自粛期間、ヨガ教室に来られなくなった生徒さん達に向けて、「間を持たせる」くらいの気持ちで始めたことで、そんなに自信を持ってお届けできる「作品」ではないし、それこそ不特定多数の方々に配信するとなると確実に「撮り直したい」レベルの仕上がりです。(公式LINEは興味を持って友達登録して下さった方々へ向けてだけなのでちょっと違う感じ、自分のなかでは)
でも、見てくれた皆さんから「癒されました」とのお声を沢山頂けたことはこんな状況の中、少しでもホッとひと息ついていただける時間を提供することができたのかなと、とても嬉しかったです。
◎そしてそれをより多くの人に見てもらったらどうでしょうか、というご提案も嬉しいし、「知らない人と繋がる」ことへの抵抗もだいぶ薄れた私は、まずは「猫と一緒にヨガ」部分を切り取ってTwitterなるものにあげてみようかなと決心した。<2UP⬆︎>
そうです、私はちゃんとわかっているのです。
皆さんを癒したのは私のヨガではなく猫のサリーの「ヨガをしている横で気にせず寝ている姿」や、「めっちゃ甘噛みしてくる姿」
だという事を・・・。
ヨガをしている私の横で爆睡するサリー
なぜTwitterなのかというと、YouTubeは映像のハードルが高いし、Instagramは「オシャレ写真」をいっぱいあげなきゃいけないから(全部私の中でのイメージです)そんな皆様にお見せしたいほどの「オシャレライフ」を送っていない私にはしんどいと思ったからです。(cakesの下にTwitterマークがあるのも理由の一つ)
Twitterはコメント(つぶやき?!)を書くことが前提だから、一番自分に合っているかなと・・・。
と、このような事をちょっと若めの友人に話してみたら、
「え、Twitterってそんなに深く考えて始めるものなんですか?」
と、軽く驚かれました。(引かれてたのかな)
更に、リモート授業を受ける際やヨガのリモートレッスンを今後始めるのであれば、後ろの背景を変える時用に「緑の布」があればいいというアドバイスを受け、
「じゃあこれからはマスク、トイレットペーパーに続いて、緑の布が売り切れるかもね。」と冗談のつもりで言ったら、
「すでに結構売り切れてます。」と冷静に返されました。
全然知らんかったー!
ITスキルアップ・・・47歳でこれまでSNSを遠ざけて生きてきた私には、なかなか手強いです。
しかし、コロナがなければ、そもそも動画配信なんて(恥ずかしくて)始めなかったに違いないので、これも「良かったこと」と考えたいと思います。
「よかったらフォローして下さいね♡」⬇︎
(このセリフを自分が言う日が来るとは・・・かなり恥ずかしいです、年齢的に・・・なんかすんません)