メディカルヨガとは「健康や美容」に加え、「心や体の不調・機能改善」を目的に代替医療の一つとして医療や介護の現場で導入されているものです。
ここではその中から優しく取り組みやすいアサナ(ヨガのポーズ)をご紹介していきたいと思います。今回は「呼吸器」です。
マスクが日常になってもう半年近くになりますが、どうしても呼吸が浅くなりますよね。
浅い呼吸は体内に酸素が行き渡らず、体の強張りにもつながります。
逆に深い呼吸はストレスを減らし、筋肉をゆるめていきます。
朝起きた時や寝る前など横になったついでにやってみてください。
「コブラのポーズ」(ブジャンガーサナ)
効果
・背骨の神経に刺激を与え、筋肉が活性化する
・腹圧を高めることにより、腹腔内の血流を促進し、月経の問題、婦人科疾患を和らげる
・便秘解消
手順
①うつ伏せ寝になり、両手のひらを肩の横につく
②肘を後ろに引くように脇を締める
③額をマットにつける
④両足を揃えて、足の甲をマットにつける
⑤両肘が90度くらいになるまで、吸う息で、上半身を起こす
軽減法
・肩の真下に肘をつき、肘と手のひらでマットを押す(スフィンクスのポーズ)
・足幅を広げる
注意点
・肩が上がって首が詰まらないよううにする
禁忌症(この症状のある方は痛みを伴う場合があり、その時は中止してください)
・腰椎や頸椎ヘルニアの既往歴
・肩関節付近の脱臼、骨折などの既往歴